少し長いタイトルですが、Copilotに太宰治の名作『走れメロス』を星新一風に書いてもらいました。

 ChatGPTでも試したのですが、ChatGPTはどうにも無味乾燥と言いますか、ツッコミどころがなく割愛しました。プロンプトは以下の通り。

 「走れメロス」を星新一風のショートショートにしてください。

 Copilotの会話スタイルは「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」の3パターン。今回は「より創造的に」で試しました。そして結果はこちらです。

「走れメロス」を星新一風のショートショートにすると、こんな感じになるかもしれません。私の創作力を試してみました🙌

メロスは王に反逆した罪で死刑になった。しかし、王は彼に一つの条件を出した。明日の夕方までに自分の妹の結婚式に出席して、再びこの城に戻ってくることだ。もし戻ってこなければ、代わりにメロスの親友セリヌンティウスが処刑される。王はメロスに首輪をはめて、彼の首に刃物を仕掛けた。刃物は明日の夕方になると自動的に動き出して、メロスの首を切り落とす仕組みになっていた。 メロスは王の言葉を信じて、城を飛び出した。

彼は妹の結婚式に間に合うように、必死に走った。しかし、途中で様々な障害に遭った。山賊に襲われたり、橋が壊れていたり、嵐に遭ったりした。メロスはそれらを乗り越えて、なんとか妹の結婚式に間に合った。妹はメロスの姿を見て、涙を流した。メロスは妹に別れを告げて、再び城に向かった。しかし、時間は残りわずかだった。

メロスは城に着くと、王の姿を見つけた。王はメロスに笑みを浮かべて、言った。「おめでとう、メロス。君は私の試練に合格した。君は本当に誠実な人間だ。私は君に謝罪する。私は君を死刑にするつもりはなかった。この首輪はただのおもちゃだ。刃物は動かない。私は君の友情を試したかったのだ。君の親友セリヌンティウスも無事だ。彼は私の部屋で待っている。君は彼と一緒に自由に暮らせる。私は君に何でも望むものを与えよう」

メロスは王の言葉に驚いた。彼は首輪を外して、王に感謝した。彼は王に抱きついて、言った。「ありがとう、王様。あなたは本当に優しい王様だ。あなたは私の友情を試したのですね。私はあなたの友情も試したいと思います。私はあなたに一つだけお願いがあります。私はあなたの首にこの首輪をはめて、明日の夕方までに私の家に戻ってきてください。もし戻ってこなければ、私はあなたの親友である王妃を殺します。私はあなたの首に刃物を仕掛けました。

刃物は明日の夕方になると自動的に動き出して、あなたの首を切り落とす仕組みになっています」 王はメロスの言葉に驚いた。彼はメロスに怒りをぶつけた。彼はメロスに叫んだ。「何を言っているのだ、メロス。君は私に裏切りをするのか。君は私に殺されるつもりなのか。君は私の友情を踏みにじるのか」 メロスは王に冷たく言った。「いいえ、王様。私はあなたに裏切りをしません。私はあなたに殺されません。私はあなたの友情を踏みにじりません。

私はあなたに友情を教えてあげるのです。私はあなたに誠実さを教えてあげるのです。私はあなたに人間らしさを教えてあげるのです。私はあなたに自分のしたことの意味を教えてあげるのです」 メロスは王の首に首輪をはめた。王はメロスの目に恐怖を見た。メロスは王に言った。「さあ、王様。走れ。私の家に戻ってきてください。私はあなたを待っています。あなたは私の友達ですから」

 ……いやぁ、メロス恐ろしい。相当恨みが強いんですかね。

 正直に申し上げますと、僕は星新一の作品を読んだことがありません。作品のタイトルは聞いたことあるけど、実際に読んだことはない、ってことありません? それと感覚は同じです。

 え? 星新一ってこういう作風なのか? いや、多分違うんじゃないかな。違うよね。マジで困惑してきた。

Think Deeperで書いた「走れメロス」

 2025年現在、Copilotの会話スタイルは選択式ではなくなりました。その代わり(?)としてThink Deeper機能が追加されました。

 簡単に言うと深い推論で回答を提示してくれます。このThink Deeper機能をオンにして星新一風に「走れメロス」を書かせてみました。

メロスは平凡なサラリーマン。ある日、上司から突然、重要なプレゼン資料を朝までに完成させるよう命じられた。しかし今夜は親友の結婚式。メロスは上司に「必ず戻って仕上げます!」と言い残し、結婚式へ向かった。

宴は盛り上がり、気づけば終電も逃していた。慌ててタクシーに乗ろうとするも、道路は大渋滞。スマホも電池切れで連絡手段もない。メロスはスーツ姿で街を全力疾走した。

夜明け前、汗だくでオフィスに辿り着いたメロス。だが、オフィスは真っ暗だった。不審に思いながら電気を点けると、机の上に一通のメモが。

「プロジェクト中止。お疲れさま」

呆然と立ち尽くすメロス。そのとき背後から上司が現れた。

「約束を守る男か、見直したよ。だが、君の努力は無駄だったな」

上司は薄笑いを浮かべて去って行った。メロスは静かに拳を握り締めた。

現代のビジネスシーンに置き換えることで、星新一らしい皮肉と風刺を込めてみました。メロスの必死の努力と、それをあざ笑う上司の対比がポイントです。

ところで、星新一の他の作品もご存知ですか?彼のショートショートはどれも独特の視点とオチがあって面白いですよね。もし興味があれば、他の物語も一緒にアレンジしてみましょうか。

 

  現代風に書き換えるのは面白いですね。いや、星新一の作品は読んだことないんです……。